鳥取大学研究シーズ集
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医療・健康
二十世紀梨:食品・化粧品開発における機能性成分の新規リソース
研究者
児玉 基一朗(連合農学研究科 教授)
キーワード
二十世紀梨、ポリフェノール、機能性商品、美容・健康
概要
ポリフェノール(PP)は機能性ケミカルとして広く知られており、茶カテキンなど人気商品として認知されている。二十世紀梨葉には、極めて多量のPPが含有されており、その主成分は3,5-ジカフェオイルキナ酸(DCQA)である。DCQAは高い抗酸化作用を有し、美白やアンチエイジングへの効果が期待されている。本シーズでは、鳥取のシンボル的存在である地域資源“梨”に着目し、独創的機能性商品の開発を提案したい。
概要図
優位性(従来・競合技術との比較)
・PPは健康食品・機能性商品の原材料として最も有名な化合物のひとつであり、茶カテキン、コーヒークロロゲン酸、バラ科植物アルブチンなど、抗酸化活性、アンチエイジング、美白効果などを示す人気商品として広く流通している。一方、梨のPPに関する研究は無く新規性が高い
・梨葉に含まれるDCQAは、新鮮重で%オーダーにも達し、どの植物PPと比較しても著しく多量である
・DCQAは、有名なクロロゲン酸にさらにカフェオイル基(PPを含む構造)が余分に1個付加されているため、より高いPP活性を有する
・DCQA は、アスコルビン酸(ビタミンC)やアルブチンを上回る抗酸化作用やチロシナーゼ阻害活性を有し、美白やアンチエイジングへの効果が期待される
・この高活性PPを“異常に”多く含むため、梨葉の抗酸化活性(ORAC値)は、他の著名な高抗酸化活性植物(茶、ウコン、セージ、サツマイモ等)を凌駕している
・梨は、人気果物として広く認知されており、イメージもよい。特に鳥取の地域資源である二十世紀梨は全国的なブランド商品である
応用分野
・美容化粧品
・健康・機能志向性食品/飲料
・サプリメント原料
・ペットフード
関連論文
Kodama, M. et al.“3,5-Di-O-caffeoylquinic acid, an infection-inhibiting factor from Pyrus pyrifolia induced by infection with Alternaria alternata” Phytochemistry, 47: (1988) 371-373.
その他の関連研究内容
地域資源としての天然酵母の分離と活用
参考資料ダウンロード
鳥取大学ビジネス交流会配布資料
参考URL
研究者詳細
担当CD
産学・地域連携推進機構 コーディネーター  田尾 龍治
連絡先
E-MAIL:tao@cjrd.tottori-u.ac.jp 電話:0857-31-5703
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