鳥取大学研究シーズ集
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アグリ・バイオ
魚介類不可食部を原料にするコンドロイチン硫酸の抽出精製
研究者
田村 純一(地域学部 地域環境学科 教授)
キーワード
コンドロイチン硫酸、魚介類残さ、未利用魚、単離精製
概要
魚介類残さや未利用魚に含まれるコンドロイチン硫酸を単離精製する技術を開発する技術を開発しています。また、魚種やその部位によるコンドロイチン硫酸の分子構造(硫酸化パターン)の違いを明らかにし、分子構造に影響を与える因子の解明や、分子構造と生理活性との関連を研究しています。
概要図
優位性(従来・競合技術との比較)
・動物試料を洗浄や脱脂し、コンドロイチン硫酸などの生体分子を抽出・精製する装置です。内槽の回転による遠心力のオンオフを利用して試料を洗浄します。洗浄後は洗浄液を抜き、高速回転で乾燥させます。内槽の網目を塞ぐことで、試料をそのまま内槽内に残し、恒温槽としても利用でき、同じ装置で酵素反応を行うことができます。また、分子ふるいの原理を利用して酵素分解後のサンプルを自動精製できるようにしました。これらの装置を組み合わせて分離精製システムとして特許化しています。
応用分野
食品分野:魚介類残さや未利用魚から得られる成分による健康食品の開発
なお、生体試料からコンドロイチン硫酸などの分離精製をする装置システムについては、以下の@、Aの用途にも使用可能です。
@動植物などの試料の脱脂や洗浄(温度可変)
A分子ふるいを用いる自動精製(粗試料の装置への供給と精製物の分離を自動制御)
関連特許
・天然高分子化合物の抽出・精製システム(特許第5553325号)
関連論文
・Jun-ichi Tamura, Kauya Arima, Ayaka Imazu, Nao Tsutsumishita, Hiroyuki Fujita, Manami Yamane, and Yoshiaki Matsumi, “Sulfation Patterns and the Amounts of Chondroitin Sulfate in Diamond squid, Thysanoteuthis rhombus”, Biosci. Biotech. Biochem., 73 (6) 1387-1391 (2009).
・Kazuya Arima, Hiroyuki Fujita, Ryosuke Toita, Ayaka Imazu-Okada, Nao Tsutsumishita-Nakai, Naoko Takeda, Yasuhiro Nakao, Hui Wang, Manami Kawano, Haruna Tanaka, Kenya Matsushita, Masahiro Kitagaki, Ryuya Hatto, Yuka Hieda, Shin Morimoto, Ayumi Nakamura, Hiroki Hayashi, Takashi Okuhara, Ayako Watanabe, Takeru Yumura, Katsuhiko Shimizu, Kiyoshi Nakayama, Shunsuke Yoshioka, Shinobu Yoshioka, Yukio Ishihara, Shinya Masuda, Seizo Shirade and Jun-ichi Tamura,“Amounts and Compositional Analysis of Glycosaminoglycans from Fish”, Carbohydr. Res., 366, 25-32 (2013).
その他の関連研究内容
コンドロイチン硫酸やヘパラン硫酸などの生理活性オリゴ糖鎖の精密化学合成
保有研究装置
今回記載した分離装置の他に、一般的な有機合成の研究室にある実験装置は保有しています。NMRなどの大型分析装置は学内共同利用しています。
参考資料ダウンロード
鳥取大学ビジネス交流会配布資料
参考URL
研究者詳細
担当CD
産学・地域連携推進機構 コーディネーター  田尾 龍治
連絡先
E-MAIL:tao@cjrd.tottori-u.ac.jp 電話:0857-31-5703
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