鳥取大学研究シーズ集
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環境
電気防食適用時におけるコンクリートのASR抑制法
研究者
黒田 保(工学研究科 土木工学専攻 教授)
キーワード
コンクリート構造物、アルカリシリカ反応、塩害、電気防食工法、補修
概要
 塩害による劣化を生じた鉄筋コンクリート(RC)構造物に対して、鉄筋腐食を停止させるための最も効果のある補修工法として電気防食工法がある。しかし、アルカリシリカ反応(ASR)性骨材が使用されたRC構造物に電気防食工法を適用した場合には、コンクリート中のアルカリ金属イオン(Na+,K+)が鉄筋近傍に集積して、ASRによる劣化を助長させる可能性がある。
そこで、塩害とASRによる複合劣化を受けるRC構造物に対する合理的な補修技術を確立するために、コンクリート中のアルカリ金属イオン分布やASRに与える通電の影響を明らかにし、ASRによる劣化を抑制するような通電方法について検討を行なっている。
概要図
優位性(従来・競合技術との比較)
・従来、鉄筋コンクリート構造物に電気防食工法を適用する際には、アルカリシリカ反応(ASR)に配慮してその適用の有無を検討している。しかし、ここで検討しているASR抑制法を適用すると、電気防食工法を適用してもASRによるコンクリートの劣化が助長されることはなく、むしろASRによる劣化を抑制できる。
応用分野
・鉄筋コンクリート構造物の補修分野
関連論文
・黒田保、井上正一、高井伸一郎、西林新蔵:鉄筋コンクリートへの通電がアルカリ含有量およびASR 膨張に与える影響、コンクリート工学年次論文集、第35巻、第1号、pp.1021-1026、2014
・黒田保、井上正一、吉野公、西林新蔵:電気防食工法適用時におけるASR膨張抑制方法に関する検討、コンクリート工学年次論文集、第36巻、第1号、pp.1102-1107、2014
その他の関連研究内容
・コンクリートのアルカリシリカ反応促進試験に関する研究
・産業廃棄物および副産物のコンクリート材料への有効利用に関する研究
(高炉スラグ細骨材、焼却灰溶融スラグ骨材、フェロニッケルスラグ細骨材、廃棄瓦など)
保有研究装置
・コンクリートの圧縮試験機  ・コンクリートの凍結融解試験機  ・アルカリシリカ反応促進試験槽
・動弾性係数測定装置  ・加圧ブリーディング試験器
参考資料ダウンロード
シーズPDF
鳥取大学ビジネス交流会配付資料
参考URL
研究者詳細
担当CD
産学・地域連携推進機構 コーディネーター  水根 正人
連絡先
E-MAIL:mizune@cjrd.tottori-u.ac.jp 電話:0857-31-5546
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