鳥取大学研究シーズ集
トップページ > シーズ集 > 人文社会 > 地域特性を考慮した避難行動計画構築のための支援ソフトの開発
人文社会
地域特性を考慮した避難行動計画構築のための支援ソフトの開発
研究者
松見 吉晴 (工学研究科 社会基盤工学専攻 教授)
キーワード
避難、手作り防災マップ、地域防災活動、自助、共助
概要
3.11東日本大震災では、お年寄りや要介護者、更には幼児のような自力歩行避難が困難な方が車での避難中に道路・交通事情によりスムーズな避難行動がとれず被害にあわれた。この為、現在、各自治体で進められている地域の避難計画の見直しに当っては、地域の住民の年齢構成を考慮した避難誘導や、地理的条件を考慮した避難所設定など、地域特性に依存した避難行動について検討する必要がある。本研究は、自力避難困難者の車での避難行動における「避難経路上の脆弱性および避難所の立地条件」について資料提供ができる、歩行避難者や車による避難行動時の流れを時々刻々再現できる「動的な避難行動シミュレーション」を可能としたものである。
概要図
優位性(従来・競合技術との比較)
・このシステムは、個人属性の相違による意思決定や行動の違いを表現するトランザクション型モデルを容易に構築できる。
・広範囲におけるシミュレーションを効率良く実行できるように道路網の交差点と道路をノードとリンクで表現し、避難場所に指定されたノードを目指すネットワーク型モデルを採用している。
・避難場所に関する知識・認識などによって避難者自身に順次経路を選択させる内政型モデルで構築することから汎用性が高く、他の地域への拡張性を有している。
応用分野
・地域のインフラ整備状況に基づく車の台数制限、地域の地理特性を考慮した避難所の改善施策、避難経路上の脆弱性評価に基づくピンポイントなインフラ整備施策の提言が可能となる。
・避難行動シミュレーション結果を基に、行政と住民の意志合意に基づく避難計画が立案しやすい。
関連論文
・松見吉晴、蘆田哲也「沿岸過疎地域の浸水災害を対象とした避難シミュレーション開発」、土木学会海岸工学論文集、第55巻、pp.1376-1380、2008.
・松見吉晴、雁津佳英「高潮災害を対象としたソフト防災に関する考察」、土木学会海岸工学論文集、第56巻、pp.1366-1370、2009.
・藤井俊久、雁津佳英、松見吉晴「避難シミュレーションを用いた避難誘導世帯数と配置に関する検討」、土木学会安全問題研究論文集、第5巻、pp.217-222、2010.
・財賀美希、藤井俊久、雁津佳英、松見吉晴「住民の防災意識の把握と向上化施策に関する研究」、土木学会論文集F6(安全問題)第67(2011)特集号、pp.191-196、2011.
その他の関連研究内容
自助・共助の強化のための住民参加型地域防災活動の仕組みづくりに関する研究
参考資料ダウンロード
シーズPDF
参考URL
研究者詳細
担当CD
産学・地域連携推進機構 コーディネーター   水根 正人
連絡先
E-MAIL:mizune@cjrd.tottori-u.ac.jp 電話:0857-31-5546
 アンケートにご協力ください。