鳥取大学研究シーズ集
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ナノテク・材料
木質バイオマスからのイオン液体を用いる省エネルギーリグニン抽出法の開発
研究者
伊藤 敏幸 (工学研究科 化学・生物応用工学専攻 教授)
キーワード
イオン液体、耐熱性・不揮発性・不燃性、リグニン、セルロース、バイオマス、バイオエタノール
概要
リグニンは木材の主成分であり、自然界に大量に存在するサスティナブル資源である。ところが、リグニンは芳香族環をもつフェニルプロパノイドが複雑に架橋結合により3 次元網目構造をした巨大分子であり、リグニンが多く含有されている木材では、セルロースやリグニンのセルロースと複雑な複合体を形成しているため、純粋なリグニンを取り出すのは難しかった。本研究では、リグニン可溶性イオン液体をデザインし、イオン液体にリグニンを可溶化したのち析出させるという「木材からリグニンを簡便に抽出する方法」を開発する。
概要図
優位性(従来・競合技術との比較)
安全で省エネの画期的なリグニン抽出方法であり、リグニンを「生」に近い状態で木材から抽出することができる。しかも、セルロース、ヘミセルロース、リグニンの3 成分抽出法の実現にもつながる可能性があり、単にリグニン抽出のみならずパルプ生産の革新につながる可能性が大きい。
応用分野
・医薬品原料生産
・プラスチック製品製造産業
・イオン液体合成などの化学薬品製造業
関連特許
リグニン溶解性イオン液体、リグニン溶解性イオン液体を使用したバイオマスからのリグニン抽出方法(特願2012-143093)
関連論文
・K. Ohira, Y. Abe, K. Suzuki,M. Mizuno, Y. Amano, T. Itoh, “Design of Cellulose Dissolving Ionic Liquids Inspired by Nature, ChemSusChem.5(2012), 388-391.
・K. Ohira, K. Yoshida, S. Hayase, T. Itoh, “Amino Acid Ionic Liquid as an Efficient Cosolvent of Dimethyl Sulfoxide to Realize Cellulose Dissolution at Room Temperature, Chem. Lett.41(2012), 987-989.
参考資料ダウンロード
シーズPDF
詳細説明資料
鳥取大学ビジネス交流会配付資料
参考URL
研究者詳細
共同研究先への要望
イオン液体試作に関する試薬費用は負担願います。
担当CD
産学・地域連携推進機構 コーディネーター  水根 正人
連絡先
E-MAIL:mizune@cjrd.tottori-u.ac.jp 電話:0857-31-5546
 アンケートにご協力ください。