鳥取大学研究シーズ集
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ものづくり技術
音を音で消すアクティブノイズコントロール技術
研究者
西村 正治(工学研究科 特任教授)
キーワード
騒音低減、アクティブコントロール、ユニット化、分散制御
概要
アクティブノイズコントロール(略してANC)は逆位相の音を出して元の音をキャンセル消音する技術である。当研究室では特に「分散制御」をキーワードに、システムの簡素化、実用化を図ってきた。基本コンセプトは、同一特性を持つANCセル(伝播してくる音を検出するマイクロホンと制御音を放射する制御スピーカを非常に近接して設置したユニット)をただ並べるだけで、対象とする空間の静粛化を図るものである。これまで、アクティブ吸音壁(AAT)、アクティブ防音壁(ASE)、アクティブ遮音壁(ASI)などを開発し、現在、風は通すが音は通さないアクティブ音響シールディング(AAS)、隣の会議の音を遮断するアクティブ音響パーティション(AAP)などの開発を進めている。
概要図
優位性(従来・競合技術との比較)
・1チャンネル独立制御の同一セルを並べるだけの制御なので、シンプルでセルの量産化が可能である。多チャンネルシステムに比べて、安価に空間の消音が可能である。
・複数音源、移動音源にも対応可能である。
・高速信号処理、フラットスピーカの利用で2kHz程度の高周波の消音も可能である。
応用分野
・ファンやダクトの消音
・部屋の窓,エンクロージャーの開口部(風を通すが音を通さない)
・高性能防音壁,住宅や車両用軽量遮音壁
・部屋や車両などのこもり音対策
関連論文
・M. Nishimura et al, “Basic Study on Active Acoustic Shielding : Phase 2 Noise Reducing Performance for a Small Open Window,” Proc. of Internoise2010, CD-ROM, (2010).
・西村正治 他「アクティブノイズコントロール」コロナ社 (2006).
参考資料ダウンロード
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担当CD
産学・地域連携推進機構 コーディネーター  水根 正人
連絡先
E-MAIL:mizune@cjrd.tottori-u.ac.jp 電話:0857-31-5546
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