鳥取大学研究シーズ集
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ナノテク・材料
廃カニ殻に内包されるキチンナノファイバーの単離技術
研究者
伊福 伸介(工学研究科 化学・生物応用工学専攻 准教授)
キーワード
キチン、キトサン、ナノファイバー、補強繊維、生体機能
概要
 カニやエビの殻に含まれるキチン質をナノファイバーの形状で大量かつ低コストで製造する独自の製法を開発した(特許取得済)。得られるキチンナノファイバーは、極めて細く(10〜20 nm)、測定不能なほどに長く均質であり、分散性に優れている。また、高結晶性の繊維であるため、高強度、高弾性、低熱膨張であり、化学的な変性を受けない。このようなキチンナノファイバー(マリンナノファイバー)は、キチン・キトサン特有の優れた生体機能を持っており、化粧品、食品分野等への展開が期待される。
概要図
優位性(従来・競合技術との比較)
・エレクトロスピニング(電解紡糸)により得られるナノファイバーよりも一桁細い。
・セルロースナノファイバーと同等の物性を備えながら、より簡単に1時間で製造可能である。
・セルロースナノファイバーには無い生体機能を豊富に備えている。
・キチンは水に不要であるが、ナノファイバーは均一に分散可能で、成形や加工が容易である。
・化学変成により、キトサンナノファイバーに変換可能、アスペクト比の制御も可能である。
応用分野
・フィルムや繊維など素材の強度や弾性率、熱伝導を向上し、熱膨張を抑える補強用ナノフィラー
・創傷を治癒する医療用材料、コラーゲン密度を増幅し肌の健康を促す化粧品
その他、健康食品やフィルター、製紙、塗料分野での利用はいかがでしょう?
関連特許
・キチンナノファイバーの製造方法(WO/2010/073758)
・キチンナノファイバーを含む化粧品、入浴剤および医薬組成物(特願2010-207802)
・ナノファイバーで補強した透明複合材(特願2010-181572)
参考資料ダウンロード
シーズPDF
新技術説明会発表資料
鳥取大学ビジネス交流会配付資料
参考URL
マリンナノファイバーHP
研究者詳細
共同研究先への要望
キチンナノファイバーは形状、物性、生体機能に優れており、有効な用途はたくさんあるはずです。製造は容易でサンプルの供給も可能なので、開発のアイデアのある方は是非触ってみて下さい。
担当CD
産学・地域連携推進機構 コーディネーター  田尾 龍治
連絡先
E-MAIL:tao@cjrd.tottori-u.ac.jp 電話:0857-31-5703
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