鳥取大学研究シーズ集
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アグリ・バイオ
フコイダンのアンチエイジング効果とその応用
研究者
斎本 博之(工学研究科 化学・生物応用工学専攻 教授)
キーワード
アカモク、フコイダン、軟骨再生、抗腫瘍効果、整腸作用
概要
アカモク、モズク、ワカメなどの褐藻類から高分子多糖であるフコイダンを熱水抽出し、その原材料を水熱反応で低分子化を実施するとともに、それらの分子量を工学部において特定する。また、生命機能支援センターにおいて化学構造の特定を実施する。その物性が明らかになったフコイダンを用いて、農学部で軟骨再生効果、抗がん効果を実験動物で実施し、整腸作用についてはヒトを対象としたモニター研究を医学部で実施する。以上の実験、臨床結果から得られた成果を知的財産化、及びこれらの成果を学会報告するとともに、産業界とのマッチングを行い、製品の具現化を図ることを目指す。
概要図
優位性(従来・競合技術との比較)
・フコイダンの有効利用に関してはタカラバイオの研究がみられるが、すべてin vitroの実験であり、生体を用いた抗がん効果、軟骨再生効果の確認は我々のグループ以外にはない。現在これらの成果については既に特許を申請している。
・医農工が連携した本研究では、物質の化学構造、特に硫酸化度の特定、分子量の特定されたものが提供でき、その物質に対する生体効果がヒト(医学部)および動物(農学部)の専門家によって明らかにされる。特に、機能性食品に関しては科学的に裏付けられた製品は極めて乏しく、本研究成果は、再現性が極めて高い価値のある商品となる。
・昨年のNatureに海藻を分解できる細菌が日本人と韓国人の腸管に棲息していることが報告された。すなわち我々は昆布やワカメなどの褐藻類を食しても、欧米人には利用できないことにある。したがって、これらの有効成分であるフコイダンを欧米人にも利用させるなら、低分子化以外の方法はない。このことを我々のグループは今まで研究の主題において実施してきた。海藻の健康食品への利用には我々の技術が大いに評価されることになる。
応用分野
・健康食品
・医薬品
関連特許
・軟骨生成促進剤および軟骨損傷由来疾病の予防治療剤(PCT/JP2009/071613)
・硫酸基の脱理を抑えた硫酸化多糖の低分子化物およびその製造方法(特許第5311327号)
・コンドロイチン硫酸の低分子化物の製造方法(特許第5435538号)
関連論文
Minoru Morimoto, Masaaki Takatori, Tetsuya Hayashi, Daiki Mori, Osamu Takashima, Shinichi Yoshida, Kimihiko Sato, Hitoshi Kawamoto, Jun-ichi Tamura, Hironori Izawa, Shinsuke Ifuku, Hiroyuki Saimoto,“Depolymerization of sulfated polysaccharides under hydrothermalconditions”Carbohydr. Res., 384(3), 56-60 (2014).
参考資料ダウンロード
シーズPDF
鳥取大学ビジネス交流会配付資料
参考URL
研究者詳細
担当CD
産学・地域連携推進機構 准教授  山岸 大輔
連絡先
E-MAIL:yamagishi@cjrd.tottori-u.ac.jp 電話:0859-38-6496
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